知好楽

知好楽という言葉を知っていますか？
知識よりも好きであること、好きであるより楽しむことが重要である、という意味の言葉です。

開業当初、仕事がうまくいきませんでした。
「うまくいかないのは知識が足りないからだ」と思い、月に何度も東京へ行き歯科治療・医院経営について学びました。しかし、それでもうまくいかない。
当時の私は歯科が好きじゃなかったから、どれだけ頑張ってみてもうまくいかなかったんです。
開業がうまくいった周りの友人は、歯科が大好きな人たち。
そこで、歯科を好きになるために努力するようになりました。

知識を得るべくとある経営セミナーへ参加したときのこと。
講習の一環で、何百人もの参加者から私含む数名がリーダーに指名されました。
全員の前で1分間の自己アピールを行なったのち「この人と働きたいと思うリーダーの前に並んでください」と言われた時、隣の人に長蛇の列ができる中で、私の前にはたった3人しかいませんでした。
このときは、結構メンタルにきましたね（笑）

『致知』を読んだ時に出会った「知好楽」という言葉。
学んでも好きになっても、結局これまで楽しくなかった・楽しめていなかったなと思い至りました。
それから、楽しくなるまで本気で頑張って勉強して医院経営に臨むように。

ひたすら頑張ってやり続けると、良いスタッフに巡り会える。
スタッフのためにもと仕事も一層身が入るようになる。
すると、仕事が楽しくなる。

こうして、やっと「楽」に達することができました。

目指すべきは「楽しく仕事をする」

仕事をする上では、時に辛いことも起こります。
それでも、一仕事終えたときに「楽しい」が勝てば良い。
しらしげ歯科は充実感があって楽しい職場であると、胸を張ってお伝えします。